「泡沫」


悔しいくらい好きだった
泣けるくらい好きだった

でもそれはもう過去形で

あなたの温もりをこんなに覚えているのに
あなたの何もかもをこんなに覚えているのに

それすらももう過去形で

記憶が泡となってぱちんと消える

恋に時効はないって誰が言ってたんだっけ

こんなに、こんなに必死にならないと
あなたの顔さえ忘れてしまいそうだって言うのに

ぱちん

ぱちん

記憶が泡となって消えていく

風のような恋だった

それでも燃えるような想いを抱いた

あぁ、もうそれすら消えてしまいそう。

ぱちん


あぁ、全ては泡沫





3333HITを踏まれた雲雄様へ送りつけた品です。
お題に「泡沫」なんて素敵なものを貰いながら、あぁ、なんて面汚し。
でも
雲雄さん貰ってくださいませーーーーー




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