流星群
本当に大事なものしか見えなくなれば
きっともっと楽に生きて行けるはずなのに
世界はそう言っては悲鳴をあげる
僕たちが住む街は
空さえ覆い隠すようなビルが立ち並び
青い四角形の小さなその色に鳥が飛ぶ
いつか此処から旅立つ日を思って
キミは幾つもの戯言を並べるけど
実際にはひとつだって叶えることができない事
僕だってキミだって本当は知ってるから
北極星さえ霞むようなこの街で
僕とキミは何を見て何を感じて何を伝えられるんだろう
僕らはどんな星を見つけることが出来るんだろう
本当に大事なものしか見えなくなってしまえれば
きっといつか自分自身さえ、キミさえ見失うから
だからこのまるでジャングルのような街で
僕たちの星をキミと二人で探そう
それがどんなガラクタでも夜空を焦がす流星群となるよ
コレは『限界効用』の如月樹さんへサイトの弐千打を祝って捧げたものです。
最近ふたご座流星群もありましたから、星をテーマに書いてみました。
樹さんこれからもサイト運営頑張ってください。