「嗤い声」
流されるままに
流されるままに
生きていけたのなら
何にもぶつからずに
生きていけたのでしょうか
こんな痛みを味わうこともなかったのでしょうか
それでもあたしは不器用だから
世界になじめないでいて
そんなあたしをあなたは嗤う
世界があたしを見て指を指して嗤う
その嗤い声が頭から離れず
この胸を突き刺していくのです
「要らない理由」
苦しいんです
胸が痛むんです
理由は分かりません
あなたかも知れないし
他のことかも知れない
只、苦しいことに変わりはないのです
「別れ」
笑ってください
笑ってください
笑ってください
じゃないと僕は泣いてしまいそうで
「すれ違い」
あなたの存在がどれほど大きいか
あなたのその一言がどれほど影響するか
あなたには分からないのですね
分かってはもらえないのですね
あなたにとってわたしは
そんなに大きな存在でもなかったのですから
「怖いのは」
怖いのはそんなことではないのです
ただあなたに捨てられるのが怖いだけなのです
「優しさ」
優しさが痛いだなんて
あの時のあたしは
思いもしなかっただろうに
「遠距離レンアイ」
「会いたい」だなんてそんな簡単に言わないでよ
夜空を駆け抜けてでも
二人を隔てる海でさえも泳ぎきってでも
あなたの傍に行きたくなってしまうから
だからせめて「おやすみ」の一言で終わらせて
「うさぎさん」
うさぎさん、あなたは寂しくなったら死んでしまえるんでしょう？
まったく楽でいいわね、そんな簡単に終われるなんて
あたしなんてどんなに寂しくてもそんな簡単に死ねないのよ？
どんなに寂しくて涙が止まらない夜でも生きていかなきゃいけないのよ？
いっそのことあなたのように簡単に死んでしまえれば楽なのになぁ
ねぇ、うさぎさんそう思わない？
「アポロ１３号」
指を指したその先には銀の月
昔あそこに人が降り立ったと聞く
何故みんな宇宙を模索するんだろう
この星だってそんなに悪くはないのに
何だってそんなにないものを欲しがるんだろう
お互いで埋めあえればそれでいいのに
全くもって理由が分からないよ
キミが傍にいる僕にはね
「限界効用」の如月樹様へ９千打祝い品として９つの詩を送り付けました。
相手にとってはいい迷惑です。
でも喜んで受け取ってください。喜んで(しつこい)
これからもサイト運営頑張ってくださいねーーーー！！(ラブ)